高速道路を走って充電 未来はいつ来る?
NEXCO東日本は2024年4月24日、由木文彦社長の定例会見を開催。2025年度までの中期経営計画について見直しを行った内容を発表しました。
【いつ実現?】高速道路「走行中にEV充電」のイメージ(画像)
今回の中期経営計画の見直しは、高速道路の有料期間が最長で2115年まで延長されたこと、交通量がコロナ以前の水準まで回復し料金収入が+3000億円の上方修正となったことなどを受けてのこと。2021年度に策定した基本方針から、特にサステナビリティ、物流、自動運転関連の投資について見直しを行っています。
そのなかで、かねてビジョンが発表されていた、高速道路におけるEV(電気自動車)の「走行中給電」について、具体的な取り組みのスケジュールが一部示されました。
NEXCO東日本は2025年の大阪・関西万博において、関西電力や大阪メトロなど5社連携にて、一般公道にコイルを埋設し、無線でEV路線バスへ電気を送るシステムを構築する研究開発に参画することを表明しています。これに加え、2025年度には停止時の非接触給電実験を行うべく、実験車両の開発や、現地実験設備の整備に着手するといいます。
さらに2029年度には、高速道路本線での走行中給電の実験を実施する構え。将来的にはEVが「給電レーン」を走行すると自動で給電されるというイメージが示されています。
ただし、停止時の非接触給電実験や、走行中給電実験の具体的な場所は、まだ決まっていないということです。
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